結婚式当日、娘の婚約者から「結婚をやめる」と連絡が来た。理由を聞くと、彼の父親は「貧乏人は遺伝する」と言い放ち、娘を侮辱した。しかも、彼は最初から結婚する気などなく、ただ面白がって式当日まで黙っていたという。私は怒りと悲しみで震えたが、その時は何も言い返せなかった。でも、私は知っている。彼らが本当にどれだけ愚かだったかを。 この話の続きが気になる人は、コメントで「続き」と書いてください。

結婚式当日、娘の婚約者から「結婚をやめる」と連絡が来た。理由を聞くと、彼の父親は「貧乏人は遺伝する」と言い放ち、娘を侮辱した。しかも、彼は最初から結婚する気などなく、ただ面白がって式当日まで黙っていたという。私は怒りと悲しみで震えたが、その時は何も言い返せなかった。でも、私は知っている。彼らが本当にどれだけ愚かだったかを。 この話の続きが気になる人は、コメントで「続き」と書いてください。

「お母さん、どうしよう…」

「どうしたの?何か忘れ物?」

「違うの。さっき広から連絡が来て、結婚式をやめるって言ってきたのよ。」

「はあ?やめる?」

「もう結婚したくなくなったとか言い出してさ。」

「どうして急に?ひのりさんはどこにいるの?会場には来てるの?」

「ううん、来てない。遅いから私が連絡したの。そしたら行かないって言ってきて。」

「何か喧嘩でもしたの?」

「してないよ。ずっと仲良くやってきたわ。今日の結婚式のために二人で協力して準備してきたのに、急に式も結婚もやめるって言われたの。」

「とにかく、あなたは気にせずに準備をしなさい。何か事情があるかもしれないから。」

「でも、ひのりがこっちに来てないのよ。」

「とりあえず私が向こうの親御さんに連絡を取ってみる。そっちから事情を聞きましょう。きっと何か誤解をしてるんだと思うわ。そうじゃないと、こんなタイミングで結婚をやめるなんて言うわけがないもの。」

「そうだと思うけど、まずはご両親にお願いして、会場に来るように言ってもらいましょう。とりあえず来て話をすれば、色々と解決すると思うから。」

「ごめんね。今日の式にはお母さんたちの大事な人たちも来ることになってるんだもんね。」

「今はそんなことを考える必要はないの。あなたは自分のことだけを考えなさい。」

「とりあえず準備だけはやっちゃうね。」

「ええ。あとは私たちで何とかするから。お父さんにも言っておかないと。」

「そうね。それも私がやるわ。」

3分後、私は時田さんの父親に電話をかけた。

「時田さん、ちょっと大変なことになりました。」

「何かあったんですか?」

「ひのり君が会場に来たくないと言い出したんです。何が理由かわかりませんが、結婚そのものをやめたいと言ってるんです。ですが、あの話では喧嘩もないと言ってるので、おそらく何か誤解が原因だと思います。ですので、時田さんの方からひのり君にとりあえず式場に来るように言ってもらえませんか?そこで話をすれば、きっと考えを変えてくれると思うんです。」

「それは無理ですよ。」

「無理?どうしてですか?」

「ひのりの意思は硬いということです。」

「あなたも知ってたんですか?」

「当たり前です。私たち家族はその辺りのことはしっかりと話し合いができてますから。ひのりの気持ちが変わることはありません。ですので、あんたの娘との結婚はキャンセルということで。」

「そんな軽いノリで済む話ではないと分かりませんか?」

「まあ、あんたたちからしたら、足元を見られた問題だろうな。私は大手グループ企業の系列会社で本部長をしていて、息子も同じ会社の出世頭だ。そんな人間とコネクションを作れるチャンスだったんだ。だから、それだけ必死になるんだろう。」

「私はそんなことは全く考えていませんよ。」

「口ではそうやって強気になれるよな。」

「こんな一方的なやり方で婚約解消なんて、納得できるわけないでしょ。」

「理由ならちゃんとあるんだよ。」

「何ですか?」

「貧乏人と一緒になるなんてありえねえんだよ。」

「貧乏人?」

「そうだよ。ひのりがあんたの家に結婚の挨拶に行ったことがあっただろう。」

「ありましたね。」

「その時に、あんたらの住んでる家がボロボロでひどかったって笑ってたんだ。あんな奴らが親になるなんて最悪だってね。」

「私たちが買った家を、そんな風に…」

「当たり前だろ。うちがどれだけいいところに住んでるかは知ってるだろう。つまり、あんたの娘はひのりと結婚するにはふさわしくないってことだ。」

「私たちがそうだとしても、あやは関係ないでしょ。」

「あるんだよ。貧乏は遺伝するんだ。」

「え?」

「貧乏な奴の子供は必ず貧乏になるって決まってる。そうなったら、俺の大事な孫が貧乏になるだろう。それは防がないといけないんだ。」

「そんなわけがないでしょ。」

「実際にお前の娘はしょうもない会社の平社員だ。そんな奴がそもそもうちの息子と結婚しようとすること自体が間違ってるんだよ。」

「あやはなりなりに頑張って働いているんです。それをあなたのしょうもない価値観だけで判断しないでください。」

「貧乏人はそうやって負け惜しみを言うよな。頑張ってるとか努力をしてるとか、結果も出せない奴が言うことだ。」

「とにかく、そんな奴とひのりは結婚させない。私はそもそも反対だったんだ。ようやくひのが目を覚ましてくれて、本当に良かったよ。」

「最低です。」

「結婚はもう終わりだ。それに、俺とこんなやり取りをしてていいのか?あやは誰もいないだろう。絶望した娘を慰めてやれ。」

「そちらの3列者にはもう伝えてあったんですね。」

「当たり前だ。伝えてあるんだよ。」

「何よ、それ。」

5分後、私はひのりに直接電話をかけた。

「ひのり君、いきなり婚約解消ってどういうこと?」

「そのまんまの意味ですよ。もう、あやと結婚する気はありません。婚約解消ということで。」

「どうしてよ。これは二人のことですよ。」

「あなたに話す必要はないでしょう。」

「だとしても、どうして式当日なの?」

「色々と考えた末のことです。式を上げてしまうと、いよいよ逃げられないと思ったので、今伝えさせてもらいました。」

「嘘をつかないで。3列者には連絡してあるって、あなたのお父さんが言ってたわ。つまり、もっと前から婚約解消して式に出ないって話をしてたってことでしょ。」

「父さんと話してたんですね。」

「そうよ。」

「まあ、面白そうだなと思ったんです。」

「は?」

「当日に解消を伝えた方がドラマチックで面白いなって思ったんですよ。その時にあんたらがどんな反応をするかって考えたら、ちょっと面白そうだなって。」

「それでずっと婚約解消を黙ってたの?」

「そうですよ。でも、別にいいですよね。だって、式場のお金だって出してるのはこっちです。全額こちらが負担することになるんですから。いつ言おうが別にいいでしょう。あなたたちには何の負債も背負わせてないです。」

「あやの気持ちはどうなるのよ。」

「そんなの知りませんよ。別に、そもそも結婚がしたかったわけじゃないんです。出世をするためには身を早めに固めろって先輩たちから言われたんですよ。そうした方が仕事に集中できるからってね。その時にたまたまあやと付き合ってたので、プロポーズをしたんです。でも、やっぱり結婚相手はしっかりと考えないとダメだなって思ったんですよ。」

「そんな理由で。」

「でも危なかったです。このままだと、あんな貧乏女と結婚しちゃうところでした。もし本当に結婚してたら、周りの仲間たちから笑い物になるところでしたよ。」

「あやが今どんな思いか、考えたことある?」

「さあな。無関係の人間のことなんて考えたくもないね。」

「そう。もう考えは変わらないのね。」

「当たり前だろ。あんたの娘と結婚するなんて罰ゲームじゃん。」

「もういいわ。そういうことなら仕方ないわね。式も何もかもなかったことにするしかないわ。」

「じゃあ、そういうことで。あなたたち全員覚悟しなさいよ。」

「こえ、貧乏人が何かしてこようとしてる。」

1週間後、時田さんの父親が突然、夫の会社に現れた。

「あれは何の冗談だ?」

「いきなり何ですか?」

「お前の旦那が再現したんだよ。」

「ええ、そうだったんですね。」

「お前の旦那がいきなり会社に来て、グループ企業のトップだと紹介されたんだよ。これはどういうことなんだ?」

「どうもこうもないでしょ。そこで紹介されたのが真実です。夫はそちらの会社の会長をしてるんですよ。」

「ふざけるな。うちのトップってことは、実績は何十億とある会社のトップってことだぞ。」

「そうですよ。何か問題がありますか?」

「そんなわけがないだろう。お前らは貧乏な生活をしてるんじゃないのか。本当に会長なら、もっといい暮らしをしてるはずだろう。」

「私たちはそういう生活をしないようにしてたんですよ。あなたの言うようないい暮らしをしてた時期もあります。最初は小さな会社でしたからね。私たち二人で力を合わせて、なんとか会社を大きくして成功を掴むことができたんです。あやが生まれて、私たちは幸せの絶頂でした。恥ずかしながら、二人揃って浮かれてたんです。身の丈に合わない豪華な暮らしぶりを送ってましたよ。」

「それをやめたのか。」

「強盗に襲われてしまったんです。その時は私たちは抵抗せずに、家にあるだけの金目のものを渡して、何とか逃れました。後に犯人は逮捕されて、事情を聞いたら、私たちがいい暮らしをしてるのが有名で、隙を見て狙ってやろうと思ってたみたいです。犯罪してくる人たちが悪いことはもちろんですが、自分たちで招いた部分もあったと心から反省しました。まだ私たちのお金がなくなるだけなら良かったです。ですが、そのせいで私たちはあやを危険にさらしてしまった。それは親としてあってはならないことだと思ったんです。ですので、私たちはそれから身の丈に合った暮らしをするようになりました。それに、会社も優秀な人たちがたくさん増えたことで、夫も私も一線から退くことができました。夫は会長として残っていますが、その存在を知らなかったとしても不思議ではないです。」

「名前だけは知ってたか?まさか同一人物だったなんて。」

「分かってもらえてよかったです。」

「それを俺たちに知らしめるために、わざわざ会社に来たってことか。よくもそんな嫌味なことができるな。」

「当日に婚約解消を言い渡すそちらに比べたら、可愛いもんじゃないですか。」

「なんだと?」

「それに夫もそんなことのためだけにそちらを訪れたわけじゃないですよ。きちんとした要件があって行ったんです。」

「要件?それは何だ?」

「まだあなたに伝える必要はないでしょう。まあ、すぐに分かることだと思いますから。」

「おい、何をするつもりだ?」

「とりあえず、そのままお待ちください。」

10分後、時田さんの父親から電話がかかってきた。

「おい、あや、どういうつもりだ?」

「え?なんで連絡してくるのよ?もう私たちは何の関係もないはずよ。二度と連絡してこないって言ってなかった?だからブロックしてなかったのに。」

「そんなことはどうでもいいんだよ。それよりも、あんたの親父がうちの会社のトップだってのは本当か?」

「ええ、そうね。もちろんそれは事実よ。」

「なんでそれを黙ってたんだ?」

「あなたたちの上司だなんて分かったら、気を使うかなと思ったのよ。だから黙ってたってだけ。でも、そうしておいてよかったわ。じゃないと、あんたたちの本性が分からなかった。」

「バカ野郎。こんな大事なことを隠すなんて。結婚ってのは、お互いのことを深く知り合ってからじゃないとしちゃいけないんだぞ。隠し事があるくせに結婚しようとしやがって。」

「どの口が結婚を語ってるのよ。結婚する意思がないのを式当日まで隠してたのはそっちでしょ。あんたにそんな説教をされる筋合いはないわ。」

「もしそのことを言ってくれてたら…」

「何?あのまま結婚してくれたの?」

「そうだよ。」

「そういうのが私は嫌だから黙ってたのよ。ああ、私は母さんたちの娘で良かったと心から思ってる。でも、金持ちの娘になりたかったわけじゃないわ。」

「どういうことだよ。」

「母さんたちは自分たちの身分を隠して生活をしていた。でも、会社の人たちや近しい関係の人たちは当然知っていた。そういう人たちはみんな、私のことを二人の娘だということでちやほやしてきた。私のご機嫌を取ろうとしてくる人までいたわ。私はそれが嫌で嫌で仕方なかったの。私は別に何者でもないのに、持ち上げられてる感じがして、本当に気味が悪かった。そういう人たちは、いつか私を利用しようとしたり裏切ったりするって、本能で理解してたの。だから、私も外では両親のことを隠して生活をしていた。」

「そういうことだったのか。」

「それであなたと出会ったの。あなたは私のことを色メガネで見ずに、心から愛してくれてると思ってた。母さんたちみたいなお互いを思いやれる、そんな夫婦になれると思ってたの。でも、あなたはそんな私を裏切った。」

「あや、ちょっとだけ俺の話を聞いてくれ。実はあれ、心からお前と別れたかったわけじゃない。その話を進めてきたのは父さんなんだよ。」

「それが何?」

「え?」

「それを受けたのはあなたでしょ?脅迫されたわけでも命令されたわけでもない。あんたが自分の意思で受け入れたんでしょ?」

「いや、違うんだ。」

「もういい。あんたと話すことなんてないから。私はもうこれ以上あんたに振り回されたくないの。だから、これ以上私の気持ちをかき乱さないで。この連絡先もブロックさせてもらうから。さようなら。二度と私に関わらないで。」

1週間後、時田さんの父親がまた会社に来た。

「これが狙いだったのか。」

「あら、ようやく気付いたのかしら。」

「そうだよ。お前らがやったんだろ。お前らのせいで俺は首になったんだ。」

「そう。ちなみに、あなただけじゃないわ。ひのり君も首になるから。あなたたち一家全員首ってことよ。」

「なんだと?こんなことしていいと思ってるのか?」

「当たり前でしょ。」

「ふざけるな。こんなの不当解雇だ。」

「不当ですって?そうだろう。自分の娘が振られたからって、俺たちを首にするなんて、あっていいわけがない。」

「そんな理由で首になんてしないわよ。当然、そこら辺のルールは知ってますから。」

「じゃあ、なんで首なんだ?」

「あなたたちが式をドタキャンしたせいで、仕事に影響が出てるからよ。」

「はあ?何を馬鹿なことを。」

「あなたたちが選んだ式場は、とある会社が運営してるものだったのよ。うちはあちこちと契約を結んで、大型プロジェクトを指導させる予定だったわ。ええ、向こうの社長さんは私たちのことを知ってくれてたから、式にも参列してくれる予定だったわ。でも、当日キャンセルをしたということで、私たちの会社を信用できないと言われたのよ。」

「そうなのか。」

「ひのり君はとても偉そうな態度でキャンセルの連絡をしたみたいね。しかも、その時にキャンセル料を払わないとまで言ってたらしいじゃない。金はあるとか言っておきながら、かなりケチなことをしてくれてね。」

「それは私の指示じゃない。」

「としても、一連のことで我が社の信用はガタ落ちよ。おかげで大型プロジェクトも頓挫してしまった。この責任は取ってもらわないと困るわ。」

「いや、ちょっと待ってください。まさかそこまで大事になるとは思わなくて。」

「想像力が足りないのね。もっと自分の行動がどれだけの影響力があるかを考えてやった方がいいわ。少なくとも、あなたは本部長という立場なんだから。」

「それに関しては、他の仕事で挽回をさせてもらいます。ですので、どうか首だけは勘弁してください。ようやく俺はここまで出世することができたんです。」

「無理よ。あなたたちを許す気持ちにはなれない。」

「どうしてそこまで…」

「あなたたちの行動を探偵を使って調べさせてもらったの。」

「え、どういうことですか?」

「ひのり君がおかしなことを言ってたのよ。早めに身を固めないと出世に響くと言われたから、あやと結婚しようとしたってね。」

「それが何ですか?」

「じゃあ、なんで婚約解消したのか分からないわ。そこで、私は他に女ができたからそっちに乗り換えたんじゃないかって思ったの。そしたらビンゴだったわ。ひのり君は別の会社の社長嬢と交際をしてた。しかも、あなたが紹介してたんでしょ?」

「違うんです。話を聞いてください。俺は昔、本社で働いていたんです。でも、出世に負けて支社に移動になりました。上に上がった奴らはみんなコネで出世してるんです。私はそれが許せなくて、そして息子には同じ思いをして欲しくなかったんです。」

「ふざけないで。私たちの会社がコネで出世ができるような会社だと言いたいの?」

「いや、そういうことではなくて…」

「私たちの会社は完全な実力社会よ。そうやって私たちは会社を大きくしたし、社員のみんなは切磋琢磨して頑張ってるの。そんな彼らのことを侮辱するのはやめなさい。そして、そんな理由があったとしても、私の娘を裏切ったのは許せることじゃないわ。しっかりと処分を受け入れて、早く会社から出ていってください。それじゃあ、このLINEはブロックさせてもらいます。」

1時間後、ひのりから私に電話がかかってきた。

「お母さん、俺まで首って本当ですか?」

「あら、あなたをブロックするのを忘れてたわ。」

「ちょっと待ってくださいよ。俺は父さんにそのされただけですって。俺だって被害者なんですからね。」

「あなたが被害者なわけないでしょ。あやを傷つけた加害者よ。」

「俺はどうしても出世したかったんです。父さんから俺は恨み事のように、毎日毎日、肩書きと人脈の両方をしっかりと作って会社でのし上がるんだと言われてきたんですよ。そして、俺自身も父さんが出世レースに破れて悔しそうにしてるのを見てたんです。だから、俺は父さんの代わりに、なんとかしてのし上がるぞと思ってたんですよ。」

「そう、それは立派な心生きね。でも、そのために他人を利用するなんて最低よ。出世したいのなら、頑張って仕事をすればいいだけよ。他の人を騙したり出し抜いたりしても、意味のある出世なんてできるわけないわ。そんな人間が上に立つような企業は、いつか潰れてしまう。そんなことを私は絶対に許しませんからね。」

「俺が間違ってたことは謝ります。父の口車に乗せられてしまいました。今では父のやり方が間違ってたと分かっています。もう二度とこのようなことは行いません。」

「会社に多大な損害を与えたことは、全く反省してないみたいね。」

「そんなことないです。取り返して見せます。」

「結構よ。あなたにそんなチャンスはないから。なあ、私とそんな話をしてる暇があったら、新しい仕事を探した方がいいわ。これから金銭的に困ることになると思うから。ああ、あやはあなたに慰謝料を請求するつもりみたいよ。」

「慰謝料?どうしてですか?」

「だって、他に女を作って、それが理由で婚約解消でしょ。慰謝料を請求するのは当然のことよ。」

「いや、どうしてそんな金を払わないとダメなんですか。無職になるんですよ。」

「全部自業自得だから。俺はこれからどうなるんだよ。」

「きっとドラマチックな未来が待ってると思うわ。周りの仲間たちの笑い物にならないように、頑張って仕事を見つけなさい。」

その後、二人は親子揃って会社を首になり、ひのり君は慰謝料の支払いなどをするために転職をしたそうですが、新しい会社では出世のために必死になりすぎて、周りとの人間関係が悪くなってしまったそうです。結果も出せなかったため、協調性のなさだけが目立ち、すぐに窓際扱いを受けるようになったのだとか。当然プライドはズタズタになったようですが、慰謝料の支払いや生活のことがあるので、やめるにやめられず、苦虫を噛みつぶす日々を送っているとのこと。

ちなみに、時田さんは転職先を見つけることに苦労したそうです。それまでの貯金もあったそうですが、そのほとんどを式場のキャンセル料で使い果たしてしまったので、生活に余裕がなく、とりあえず急募していた清掃員のバイトをするようになったとのこと。も運悪く配属先がうちの会社だったみたいで、バレないようにこそこそと隠れながら仕事をしているそうです。自分が働きたくても働けなかった本社で、今仕事をしてるってのは、すごい皮肉ですよね。

ちなみに、今回のことで一番ダメージを受けたあやですが、思った以上に引きずることはなく、今は仕事に精を出しながら、少しずつ前を向いて日常を取り戻しています。まだ完全に傷が癒えたわけではないと思いますが、それでも立ち止まらずに頑張っている姿は、親として本当に頼もしく感じます。将来的にあやを任せられる人が見つかって欲しいと思いますが、それまでは私たちができるだけあやの支えになってあげたいと思っています。

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