祖父の遺産が二億円あると知った日、姉は駅前のタワーマンションの最上階に住むと言い出した。「あんただけずるいわよ。出しなさいよ」と私を睨みつけ、姉の夫も横で怒鳴りながら威圧してくる。両親を亡くしてから、祖父母と三人で支え合ってきた家族なのに。悲しみを堪えて私は一通の書類を差し出した。姉は嬉しそうにサインしたが、数日後、書類を受け取りに来た彼女の顔色がみるみる青ざめ、手が震え始めた。それが何だっ…

祖父の遺産が二億円あると知った日、姉は駅前のタワーマンションの最上階に住むと言い出した。「あんただけずるいわよ。出しなさいよ」と私を睨みつけ、姉の夫も横で怒鳴りながら威圧してくる。両親を亡くしてから、祖父母と三人で支え合ってきた家族なのに。悲しみを堪えて私は一通の書類を差し出した。姉は嬉しそうにサインしたが、数日後、書類を受け取りに来た彼女の顔色がみるみる青ざめ、手が震え始めた。それが何だっ...

「ぼさっとしてないで、さっさと出しなさいよ」

姉は私を睨みつけながら、祖父の遺産を奪おうとしていた。昔はあんなじゃなかったのに。姉の夫も姉に加担して、怒鳴り声をあげて威圧してくる。私は悲しい気持ちを抑えながら、用意していた書類を差し出した。すると姉は嬉しそうに顔を歪めたが、書類を読み進めるうちにガクガクと震え始め、みるみるうちに顔が青ざめていく。もう、これ以上姉たちの好き勝手にはさせない。

私の名前は沢口愛里。二十八歳。幼い頃に両親を事故で亡くし、姉のミカと一緒に父方の祖父母の元で暮らしていた。両親がいないことは寂しかったけれど、祖父母が優しく接してくれていたので、何不自由なく育ててもらった。

だけどそれは私だけの考えであって、姉にとっては違ったようだ。祖父母は平等に可愛がってくれていたと思う。けれど姉は反抗期を迎えるとともに、強く反発するようになった。素直に甘えられないもどかしさもあったのかもしれない。私も同じように反抗期を迎えたが、姉ほど激しいものではなかった。他の家庭と比べても、姉の反抗は強烈だったと思う。

高校生になると、姉は派手な格好をするようになり、恋人を次々と変えるようになった。最初のうちは誰と付き合っているのか把握できていたけれど、付き合う人がすぐに変わるから、もう誰が恋人で誰が友達なのか分からなくなってしまった。会うたびに横に違う男の人がいたからだ。仲良くしている友人も柄の悪い人が多く、私の友達がそれを見かけて心配してくれたこともある。姉のことが嫌いになることはなかったけれど、何か悪いことに巻き込まれやしないかと、いつも祖父母と一緒に心配していた。

それだけではない。姉は学校に行かずにバイトをしていることもあったらしい。その度に祖父は姉のためを思って叱り、祖母はお金の面なら出してあげるからと優しく接していた。だけど、そういった二人の優しい言葉は姉には届かなかった。

姉はいくつものブランドバッグを持っていた。貯めたお金で買ったり、年上の恋人からもらったりしたんだろうと思っていた。高校生が持つ必要のないブランドバッグを持って朝まで遊び歩く姉に対して、祖母は「無事に帰ってきたのだからいいじゃないの」と言って優しく接していたけれど、祖父は「将来が心配だ」としっかり叱っていた。姉が怒られた後のフォローが、私の役目だった。姉の話を聞いてあげないと、家に居場所がないと感じたり、ストレスを溜めすぎてもっと非行に走るのではないかと心配だったからだ。

ある日、事件が起きた。十八歳の姉が、当時の恋人との間に子供を授かってしまったというのだ。しかも、もう六ヶ月になるという。私はもちろん祖父母も全く気づかなかったので、突然の告白に言葉が出なかった。恋人の名前は正明さんと言い、二十四歳だそうだ。この時、父親である正明さんがきちんと祖父母に挨拶をしていれば、もう少し丸く収まったかもしれない。

しかし、挨拶に来ることもなければ、名前と年齢以外何も分からないままだった。そんなことを祖父が許すわけもなく、「父親を呼びなさい」と言われた姉は「おじいちゃんには関係ないでしょ」と突っぱねてしまい、いよいよ家の空気は最悪なものになった。祖母もさすがに驚いていたが、反対するどころか「もし出産するなら生活態度を改めなければならない」と言っていた。それには祖父も大激怒していたが、姉はその日を境に家に帰ってこなくなってしまった。

私はもう、姉が何を考えているのか全く分からない。それでも唯一の姉だから、元気にしているか、どこにいるのかと、私は度々姉に連絡をしていた。しばらくは姉も連絡を返してくれていたのだが、だんだんと連絡が減っていき、電話をかけても繋がらなくなってしまった。当然、祖父母からの電話も出ない。行方が分からないまま、数ヶ月が経っていた。その間もずっと心配で連絡はしていたが、誰一人姉の行方は分からなかった。

時期からしても、そろそろ出産しているのではと心配になった私は、姉の友達を頼って必死で探した。そんな中、姉の友人に正明さんの家を知っているという人を見つけた。祖父母に相談しようかと思ったが、いきなり大勢で訪ねてもいけないかと思い、私は一人で訪ねてみることにした。不安を抱えたまま玄関の呼び鈴を鳴らすと、小太りでガタイのいい男性が出てきた。私は恐怖心から何も言えないでいると、男性が私の名前を呼ぶので驚いた。すると声が聞こえたのか、奥から驚いた顔の姉が出てきた。そこでようやく安心した。姉が私の写真を見せていたため、すぐに私だと分かったらしい。その後、家の中に入れてもらい、改めて正明さんを紹介してもらった。無事に赤ちゃんが生まれたこと、そして入籍したことを聞き、複雑な気持ちながらも「おめでとう」と伝えた。

すると姉は、どうして来たのかと尋ねた。「連絡が取れなくて心配になった」と伝えると、「どうせ出ても説教されるだけなのに、出るわけがない」と笑って話す。確かにそうだなと思いつつ、目を覚ました赤ちゃんを見ると、小さくて本当に可愛かった。

ただ、先ほどからずっと家事や赤ちゃんの世話をしている姉に対し、正明さんは育児に参加していないことが気になった。育児ができなくとも、ちゃんと働いて養ってくれているのだろうかと不安になった。今日は平日の昼間に家にいるというだけで仕事をしていないと決めつけるのは失礼とは思うが、無精髭を生やしヨレヨレのシャツといっただらしない格好に、どうしてもまともな仕事をしているようには見えなかった。

急に訪ねてきた私が悪いとはいえ、少しは姉の代わりに子供の面倒を見て、私と姉が会話できるように気を使うべきなのではと思った。あるいは会話に加わってきてもいいだろうにとも思う。しかし正明さんはこちらに背を向けて、携帯ゲームをしているだけだった。このまま私がここにいても、帰って姉の邪魔をするだけだろう。そう思い、「何か手伝えることがあれば」と伝えて、私は帰宅することにした。

帰宅した私は、姉の状況を祖父母に相談するか迷っていた。祖父が聞いたら、当然だが怒るだろう。しかし、あのまま姉を放置しておいてもいい方には転ばないはずだ。悩んだ末に、私は祖父母へ姉の様子を伝えた。そして、旦那さんの正明さんは働いていないかもしれないと伝えると、予想通り祖父は激怒した。

「俺をミカの家に連れて行け」

罪悪感を感じながらも姉のためだと言い聞かせて、翌日、私は祖父母を連れて姉がいるアパートへ向かうことになった。

翌日、姉と正明さんは祖父から雷を落とされた。しかし説教をするだけではこの状況が変わらないことも、祖父は分かっているのだろう。「ちゃんと二人で生活ができるようになるまで祖父母の家で一緒に暮らすこと。正明さんが無職なら祖父の会社で働くこと」。それを条件にした。

思ったよりもあっさりと、二人はこの話を飲んだ。二人にしてみれば、願ったり叶ったりだったのかもしれない。怒られたことに関してはむっとしていたものの、正明さんと姉は祖父母に謝罪し、この件は解決したように思えた。

だが、以前は私にも優しかった姉が、少し離れていただけで変わってしまっていた。何でもないことで喧嘩になったり、声をかけても面倒くさそうにされたりする。祖母には「子育てをしてて働けない」ことを理由に、こっそりとお金を借りているようだった。「簡単に貸さない方がいい」と祖母に伝えたものの、やっぱり可愛さに、姉に頼まれたらお金を貸してしまうのだ。

そして正明さんはと言うと、最初のうちは人が変わったかのように仕事を頑張っていたが、それも長くは続かなかった。人間はすぐに変わることはできないらしい。仕事場での正明さんの評判がいいと祖父から聞き、良かったと安心していたのだが、ある日、正明さんが来ないという連絡が入ったそうだ。どうやら働きに出たふりをして、近所のパチンコ屋で時間を潰していたらしい。祖父が職場からの連絡で正明さんを問い詰めたところ、素直に白状したそうだ。再び叱られた正明さんは謝ったものの、そこから一ヶ月と経たずに仕事をやめてしまった。

祖母はそんな二人をいつも心配していたが、それは叱っていた祖父も同じだった。嫌いで叱っているわけではなく、本当に二人のことを心配していたからなのだ。

私は一度だけ、二人に注意をしたことがある。その頃になると姉とは度々衝突していたが、姉と正明さんに揃って注意することは初めてだった。

「あまりおじいちゃんたちに迷惑をかけないようにしてくれないかな」

そういう私に、正明さんは凄い剣幕で怒鳴りつけてきた。

「勝手に何もかも決められて、自由が全くないのはおかしいだろう。こっちだって迷惑してるんだよ」

正明さんの剣幕に、私だけでなく姉も一瞬驚いていたが、「正明の言う通りだ」と小さな声で呟いた。もう、昔の姉はとっくにいなくなっていたのだ。

正明さんの怒鳴り声に駆けつけてきた祖父に「どうかしたのか」と聞かれたので、私は祖母から受けた話をそのまま伝えると、祖父は一瞬怒りで顔を歪めた。しかしすぐに「もういい」と言い、部屋を出て行ってしまった。姉夫婦と同居してから、祖父は血圧が上がりやすくなってしまい、ベッドで過ごすことが増えていたのだ。

私は正明さんに、姉の夫としても父親としてもしっかり働いて欲しいと思っていた。お節介と言われてしまえばそれまでだが、祖父母もいつまで元気でいられるか分からない。祖父母がいなくなると、姉だけが私の家族だから、どうにかできないかと考えていたのだ。そして私は少し迷ったが、自分が働く職場を紹介しようと考えた。私の会社で営業職の人手が足りないと言っていたのを思い出したのだ。

これが最後のチャンスになるだろう。その覚悟で、私は姉と正明さんに提案した。

「いい加減にしてくれよ。おい、ミカ、もうこんな家から出るぞ」

と拒まれてしまったのだ。私は引き止めたが、正明さんは姉を連れて行ってしまった。また姉は家を出ることになり、私は心配と寂しさで胸がいっぱいになってしまう。どれだけ喧嘩をして嫌っても、唯一の姉なのだ。

どこかに吐き出したくなった私は、素直に今の心境を祖母に相談した。すると祖母は申し訳なさそうな顔をして、驚きの事実を話した。

「この家から出ていくから最後にお金を貸してって言われて、貸しちゃったの。ごめんね、愛里」

私はもう、姉に何も期待できないことを理解した。もう、私の知る優しかった姉はどこにもいない。おそらく祖母の貸したお金も、帰ってこないだろう。

諦めた私は、姉の分も自分が祖父母を支えようと胸に誓ったのだ。

そしてそれから一年と経たずに、祖父が亡くなった。

「まだそばにいて欲しかった」

と泣き崩れる祖母に、私は申し訳ない気持ちが溢れてしまう。最後の瞬間まで、祖父は姉のことを心配していた。「育て方を間違えてしまったのだ」と、ずっと自分を責めていたのだ。そんな祖父を見ていると心が痛み、姉に対して別のやり方があったのではと後悔で頭がいっぱいになった。

そしてもう一つ、悩んでいたことがある。祖父が亡くなったということは、遺産相続の話をしなくてはならないのだ。私は姉夫婦にも話し合いに来て欲しいと呼び出すことにした。祖父が亡くなった時、「仕事で行けない」と葬式にも来てくれなかったのに、遺産相続の話だけは息を吐くようにやってくる。そんな二人に、私はやりきれない怒りを覚えた。

祖父は堅実な人だった。親から受け継いだ遺産や働いていたお金などもコツコツ貯めていたらしく、遺産は二億円もあった。普段の暮らしからは想像できない金額に驚いた。祖母はある程度の額を把握していたが、「何かあった時に使おう」と祖父と約束していたので、大切にしまい込み誰にも明かさなかったのだ。

私の父は亡くなっているし、兄弟もいなかった。そのため祖母と私たち孫に遺産が渡ることになる。にも関わらず、姉は「私は駅前にできたタワーマンションの最上階に住みたい。二億円もお金があるなら、少し多めに分けてくれてもいいんじゃない」とわけの分からない要求をしてきた。しかも相続には関係ない正明さんも横から火をつける。

しかし姉たちには残念な話だが、祖父の遺言には「遺産の全てはミカ以外の人間に相続する」としていたのだ。

「ちゃんと人生を見つめ直して欲しい。正しく生きて欲しいから、相続はさせない。そう書かれているわ」

それを聞いた姉は唇を噛み、悪態をつき始める。ただ「他の家族が相続された後、姉がお金を借りたいと要求した場合は、それぞれの人の意思に任せる」とも書かれてあった。それを聞いた姉はパッと顔を明るくして私の方を見る。私は思わず目をそらした。

私は祖父が亡くなる一年前に、弁護士をしている沢口泰さんと結婚し、実家でのんびり祖父母と暮らしていた。そして祖父に莫大な遺産があるということを、やんわり祖母から聞いていた。もしかしたら姉夫婦と揉めるかもしれないと思い、あらかじめ泰さんに相談していたのだ。祖父の遺言書も、泰さんが協力して作成したものだった。

姉も正明さんも当然この遺言の内容には納得せず、私の方を向いて「貸してくれるよね」と聞いてきた。だが私が首を横に振ったものだから、姉は怒り狂った。

「あんただけずるいわよ。タワマン買うのに金が必要なのよ。出しなさいよ」

その勢いと凄い剣幕に、私は思わず怯んでしまう。すると私の前に割って入る形で、泰さんが助け舟を出してくれた。

「こちらを確認の上、サインをしてください」

用意していた書類を数枚、姉に手渡していく。

「何よこれ? 何の書類?」

いぶかしげな顔をする姉に、マンションを購入するためにお金を借りるのに必要な書類だと説明した。

「貸してくれるってことなら、さっさとそう説明しなさいよ」

「はい。こちらがあればタワーマンションが購入できますから、サインをお願いします」

泰さんからそう言われると、姉は喜んでサインをした。全く書類の内容を見ていないのが分かるくらい、署名と捺印の動きが速くて呆れてしまう。そしてやっと気持ちが落ち着いたのか、「私に乱暴なこと言ってごめん」と軽い調子で謝ると、遺産についてはもういいと大満足そうに帰っていった。

数日後、姉から「予定通りにタワーマンションを購入する」と連絡が来た。決めていた物件はやや高かったため、祖母など家族からお金を借りないとどうにもならない額らしい。姉は私に、マンションを買うためにサインした書類が欲しいと連絡をしてきたのだ。泰さんもたまたま仕事が休みだったため、「今から姉が来る」と伝えると、書類を持ってきてくれた。

しばらくしてから書類を取りに来た姉は、なぜか切羽詰まった様子で高圧的に言葉をぶつけてきた。

「私が渡した書類を、さっさと出しなさいよ」

姉の態度にショックを受けながらも、書類を手渡した。姉はウキウキしながら書類を見るけれど、次第に表情がどんどんと曇っていく。泰さんも心配になったのか、姉と一緒に書類を見始めたが、二人とも同じような表情になって震え始めた。

それもそのはずだ。その書類は、祖母からお金を借りるための借用書だったのだ。タワーマンションに住めるだけの金額が記載され、返済期限をきっかり一年と設定されている。それだけではなく、以前から祖母に借りていた金額で作成してある借用書が数枚あり、どれも返済期限は一年で、姉の直筆のサインが入っていた。

ちゃんと見ないでサインをするから、こういったことになるのだ。どこまでも強欲な姉には、ちょうどいい薬になるだろう。

表情が強張っていた姉は、慌てながら「これは私がサインした書類じゃない」と言い始めた。そこで泰さんが口を開く。

「日付なども、遺産相続をした日です。この書類は間違いなく、ミカさんがサインした借用書になります」

それを聞いた姉は「嘘だ」と取り乱すが、「嘘だと思うのなら、鑑定に出しても構わない」と返すと黙り込んだ。

「タワーマンションで暮らすのは自由だよ。でも、お金を借りるならちゃんと借用書通りに返してね」

これまでに祖母が貸した金額は、祖母の覚えている範囲になってしまうものの、借用書にある金額は総額三百万になっていた。私が姉にそう伝えると、姉はがっくりと座り込む。

「子育てをしながら生活することの大変さを、おじいちゃん以上に実感するべきだよ」

そして私は姉に、祖母のお金に関しては泰さんと一緒に私たちが管理すること。私たちのいないところで祖母に頼ろうとしても、二度と頼れない状態であることも伝えた。きっと祖母のことだから、姉に頼まれれば借金が返済される前にまた貸してしまうだろう。先手を打っておいたのだ。祖母を説得するのは少し大変だったものの、祖父の意思を私たちが一貫して伝えた。「姉のためだ」ということを念押しすると、ようやく納得してくれたのだ。

姉と同じく、正明さんは真っ青な様子で黙り込んでいた。

「書類はしっかり確認しないとだめですよ。書類を読まないでサインすることはお勧めしません。これから生きていくための社会勉強だったと思ってください」

泰さんの言葉に、二人は何も返せず、項垂れたままへたり込んでいた。

結局、姉夫婦はタワーマンション購入を諦めた。当然だが、一年で返済できる額ではない。そして他の借金返済のために、姉は子供を保育園に預けてパートとして働き始めることにしたそうだ。正明さんも最初は「仕事をしたくない」と働くことを拒んでいたものの、姉に強く言われたのか、私の職場で雇ってもらえないかと泣きついてきた。さすがに私も会社の信用を失いたくないので、丁重に断った。いつまで持つのかは知らないが、心を入れ替えて今は必死で仕事を探しているらしい。

姉がやり直すためには、正明さんも働くことが必要不可欠だ。祖母に借りていた金額を返済し、姉たちがいつ夢を叶えられるのか分からない。ただ、今度こそ本当に改心し、子供のためにやり直して欲しいと、祈るばかりだ。

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